2008年07月28日

ビクトリア〜愛と復讐の嵐 (Olvidarte Jamas)

不細工ベティ (Yo soy Betty, la fea) も放映終了し、今後のスペイン語学習をどうしようかと思っていたところに見つけたのがこれ。

スーパードラマ TV で放映中。時間は中途半端な午後1時から。フリーランスという立場を活かして、出かけない日は必ずチェックする。そして、またまた途中からの視聴なので、ネットで検索し、それまでのストーリーの流れをつかんでおく。

原題は Olvidarte Jamas (オルビダールテ ハマス)、ベネズエラのテレノベラ (telenovela:テレビ小説) である。

ここで、恒例のスペイン語解説をしておくと、olvidar (= forget)、-te (= you)、jamas (= never) ということで、意味は「決してあなたを忘れない」。なんとも情念たっぷりのタイトルであるが、さすがに日本語ではフィットしないということなのか、邦題はちょっとレトロな雰囲気だ。

そういえば、「ベティ」の邦題も「愛と裏切りの秘書室」で、やはり、ラテンのテレノベラはこのタッチを踏襲するということなのか、なんとなくしっくり来ているような気もする。

さて、ストーリーであるが、主人公ビクトリア (Victoria) がかって自分に対してひどい仕打ちをしたモンテロ (Montero) 一家に復讐を果たそうとするが、恋人ディエゴ・イバラ (Diego Ibarra) との愛に目覚め、本当の幸せをつかもうとする… といった筋書き。

なるほど、「復讐」と言うだけあって内容はけっこうどろどろしている。

それにしても、このドラマには善人、いや少なくとも普通の人はいないのか―と思わせるほど、ゴロツキのような人間が多い。農場を経営するモンテロ家の財産をめぐって、いやしく交錯する人間の欲望とおろかさ。

「アイツがいなければ財産は自分のものだ。よし、アイツを亡き者にしよう」
「あの女さえいなければ彼はわたしのもの。そうだ、あの女を始末しよう」

なんてことで、思考回路が短絡的である。非常にシンプルだがツメも甘い。計画に緻密さがない。あまりにも大ざっぱで、やはり、ここら辺もラテン気質なのか(あまりステレオタイプな見方もよくないが)。

また、テンポの速いアメリカのドラマに慣れてしまうと、ちょっと気になるのがシーン展開の遅さである。

あるシーンで、「どういうことなんだ?説明してくれ」などというセリフで終わって別のシーンに移る。そして別のシーンで10分ほど経過した後にまた最初のシーンに戻るが、「頼むから、説明してくれ」というセリフからスタート。「あれ?まだそこか」、「まだ説明してもらってないのか」なんてことになり、時間が行きつ戻りつしている。せっかちなタイプには、思わず「早く言ってくれ、時間がなくなる」と言いたくなるが、まあ、これはこれでひとつの表現法ということで。

しかし、はやり、ラテンは熱い。情熱的である。

恋人が撃たれた。大変なのはわかる。しかし、そんなに大変な箇所を撃たれてもなさそうだし、血もそんなに出ていない。落ち着こう、脈を取ってみよう… などと視聴者は思うのだが、恋人を抱きしめ、ひたすら「死なないでくれ!」と泣き叫ぶばかりの男。泣き叫ぶ前に救急車を呼べ!と思ってしまうのだ。とは言え、気が転倒しておろおろしてしまうというのがより現実に近いかもしれないが。

ということで、熱いラテンの主題歌の入ったイントロ部分である。

歌はメキシコの歌手・俳優であるパブロ・モンテロ (Pablo Montero)で、シーン中、ソンブレロを被って熱唱。

http://jp.youtube.com/watch?v=Zc4rYtIa5fY

ちなみに、番組のラストに流れる日本語版は、松崎しげるさんがこれまた熱く歌い上げている(CDもあり)。

また、ドラマは、スーパードラマ TV以外に、DVDボックス、レンタルDVDもある。
http://jp.youtube.com/watch?v=GoqXTEFV7eM















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2008年07月18日

名探偵モンク (Monk)

文句(もんく)ばっかり言っているのか、それともお坊さん (monk) が探偵に(?)ということではなく、ドラマの主人公である探偵の名前。

さて、「名探偵モンク」こと、エイドリアン・モンク (Adrian Monk) はサンフランシスコ警察 (San Francisco Police Department: SFPD) に所属する優秀な刑事だったが、ある日、愛する妻のトゥルーディ (Trudy) が自動車に仕掛けられた爆弾で殺されてからというもの、精神的に立ち直ることができず、自宅で3年以上も引き篭もり状態 (shut-in) を続けていた。

看護婦のシャロナ (Sharona) のおかげでやっと外に出られるようになり、今では彼女が助手という形で付き添いながら、SFPD の殺人課専属のコンサルタントとして社会復帰している。しかし、強迫性障害 (Obsessive-Compulsive Disorder: OCD) を持っているため、いろんな困難なことにぶち当たる。

と言うと、なんだか深刻で暗い物語のようにも思えるが、どうして、これがなかなかコミカルである。

彼の場合、強迫性障害が極度のきれい好き、整頓好きという形で現れている。したがって、

まず、人と握手ができない。

「はじめまして、○○です」と手を差し出す相手。
「ああっ… うう…」と困惑するモンク。
助手のシャロナに促されてやっと握手。即座にウェットティッシュで手を拭く。怪訝な顔の相手。
「いえ、あの、病気なんで…」

また、犯罪現場 (crime scene) でも、乱雑に置かれているものがあると、わかっちゃいるけど、つい…

「あ、モンク、頼むから触らないでくれよ、犯罪現場なんだからな」

はたまた、ふと見つけた「プチ・シート」。「ぷち、ぷち…」などと言わせながら現場検証。

「おい、行くぞ」
「あ、あの、ちょっと待って…」

このプチ・シート、つぶし始めたら最後までつぶさないと、く、苦しいんですっ… てなことで、そこは彼の事情をよく理解している警部、「しようがないなあ、おい、手伝ってやれ」なんてことに(?)。

しかし、こんな潔癖症が役に立つときもある。

たまたま犯人を目撃したモンク。「さっそく似顔絵を」ということになった。

「こんな感じですか?」
「う〜ん、もっと大きくてふっくらしてて…」
「じゃ、こうですか?」

そして、かなりの時間が経過。

「そこはもうちょっとこうで… うん、そうそう」
「あのー、ところでモンクさん、まだ似顔絵、犯人の片耳しかできてないんですけど」
「だって、私は片耳しか覚えてないですよ」
「ええっ〜?」
「いや、耳は顔と同じで、この世の中に誰一人、人と同じ耳を持っている人はいません」

ということで、見事、「耳」だけで犯人を逮捕するモンク。いや、さすがに名探偵。

ただし、このドラマ、推理のからくり自体は甘く、たいてい犯人は最初の段階でわかってしまうことが多い。
































2008年07月16日

外国語の勉強ならやっぱりドラマ

社会人ともなると、机について勉強するというのはなかなかできない。

さあテキストを広げて、辞書を出して、ノートに意味を書いて… というのは学生さんの勉強のやり方である。仕事で疲れて帰宅した社会人では、よほどの堅固な意志の持ち主でなければ挫折する。

それでも、外国語を勉強したい(しなければならない)。では、どうするか。

そんなとき絶対におススメなのは、やはりドラマである。映画は1話で完結してしまうので続かない。外国語の習得は繰り返しと継続である。続編があるにしろ、数回で終わってしまうようなものでは意味がないのである。

もちろん、100話 (episode) もあるような長期ドラマを1日で観てしまう(100時間必要なので物理的には無理だが)というのではない。あくまでも、1日1話だけ観る。

と言っても、漫然と観ているのではただの娯楽になってしまう。いかに、娯楽と語学をリンクさせるか、これがポイントである。そのためには、勉強したい外国語のある程度の知識は必要。昔勉強していた外国語をやり直すとか、現在やっている言語をレベルアップしたいというときに効果的である。

そして、できれば字幕は使わない。読む、聞く、話す、書くといったことを同時にできるほど普通の人間は器用ではないと思う。聞いてから読むなど、2つの動作の間にタイムラグがあれば別だが、全く同時というのはけっこうむずかしい。余談だが、そういうところから、同時通訳をやる人は、聞きながら話せるような特別な訓練をするわけで、かなりの集中力を使うため、実際の同時通訳も20分くらいで交代しながら進めるのである。

また、ドラマ中で出てきた新しい単語などは書き留めておいて、後で辞書で確認するくらいのことは必要である。こういったことを毎日続けることでそれなりのレベルアップを図ることができるはずだ。

自分の体験になるが、このブログでも書いているように、かってはそれなりに話していたスペイン語を復活させるため、ラテンのテレノベラ (telenovela; ドラマのこと) を観ている。毎日放映していた「不細工ベティ」(Yo soy Betty, la fea) をここ1ヶ月ほど観ていたが、今ではかなりスペイン語が戻ってきた。真夜中に観てから床につくという生活を送っていたためか、朝起きるとまず頭の中にスペイン語の単語や表現が浮かんでくるようになった。効果絶大である。

このドラマも終わってしまったので、このドラマも終わってしまったので、今では、別のテレノベラを毎日チェックしている。
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2008年07月15日

LOST (ロスト)

迷ってしまうおもしろさ、出口の見えない、そこは不思議な無人島。

ある日、ロサンゼルス (Los Angeles) に向けてオーストラリア (Australia) のシドニー (Sydney) を出発した飛行機が途中で墜落 (crash)。324人の乗客の中から72名が生き残った(コックピット:1名、中間部分:48名、後方部分22名、プラス犬一匹)。ここは、南太平洋 (South Pacific) のどこかの無人島 (a deserted island)… というところから話は始まる。

さて、島に取り残された生存者 (survivor) たちは、医者であるジャック・シェパード (Jack Shephard) を中心に、共同生活をしながら救助 (rescue) を待つ。たまたま同じ飛行機に乗り合わせた人々、そこには種々雑多な人間がいる。そしてそれぞれの過去がある。そんな人々がさまざまな人間模様を繰り広げながら、やっと待ちに待った救助隊がやってくる… といったよくある「感動のドラマ」というのではない。

南の島なのに北極グマ (a polar bear)?死んだはずの人があそこに立ってるぞ。あるいは、車椅子 (a wheelchair) 生活の人がここではなぜか立って歩ける、え?不治の病が治っている?など、起こるのは不可解なことばかり。ここは一体何なのか?天国なのか地獄なのか、それとも単なるイマジネーションの世界なのか?

そもそもこのドラマは何なのか?スリラーなのか、冒険モノなのか、それともミステリーなのか。

そして、救助は来ない。

あらゆる手立てを尽くしても来ない。

絶対に来ないのである。

一体、このドラマのエンディングはどう落とし前つけてくれるのか?

「この手のドラマはあきまへんわ」ということで、短気な人は早々にドロップアウト。探究心旺盛な物好きははまる。出口の見えない迷路にはまり、登場人物たちといっしょに今日も迷い、さまよっているのだ。





























2008年07月11日

女警部ジュリー・レスコー (Julie Lescaut)

ミステリチャンネルでちょくちょく放映しているのがこれ。フランスの刑事ドラマである。

筆者はフランス語はあいさつ程度しかわからないので、もっぱら字幕を頼りに見ているが、それでも、ときどき短いフレーズが聞き取れたりするとうれしい。バックに流れる音楽も含めて、フランスの雰囲気が楽しめるのが気に入っている。

フランスには仕事の関係で過去に二度訪れたことがある。いろんなところを見て回ったというわけではないが、オフの日などに一人で電車や地下鉄に乗ってみたり、カタコトのフランス語で道を尋ねながら歩いた町並みなどが妙になつかしく思い出される。うまく言えないが、濃厚なフランスの臭いがするようなドラマなのだ。

ジュリー・レスコー (Julie Lescaut)は、女性でありながら 警部 (commissaire) として危険な仕事をこなすかたわら、離婚した夫のポール (Paul) との間にできた二人の娘、サラ (Sarah) とバブー (Babou: Elizabeth の愛称) を育てる母親でもある。女性としての優しさと、強い正義感を兼ね備え、母親として懸命に娘たちと向き合おうとする真摯な姿が印象的で、仕事と家庭を両立させようとする女性という視点からも楽しめる。また、フランスの現代事情を反映した社会的なドラマとしても評価が高いようだ。

また、このドラマのすごいところは、なんと言っても、人生(大げさだが)リアルタイムのような「長さ」である。つまり、稀にみる「長寿シリーズ」なのである。1992年にシーズン1がスタートしてから、2007年のシーズン16まで続いているのだが、その間、主人公のジュリー・レスコーはもちろん、二人の娘たちも幼い子役の頃から、思春期、成人するまで、一貫して同じ女優が演じているのがすごい。初期のシリーズから通して観ることで、「ああ、あの人がいまはこれ」といった外見的な変化を楽しむこともできる。

昔は、ほっそりとした若くて美しい女性だったジュリーも、年齢を重ねるごとに心身ともにたくましい魅力的な「おばさん」に変化(成長と言うべきか)。かっては、若気のいたりでふとしたアバンチュールを楽しんだのはいいが、その相手が「え?犯人?」のような間違いもあったり、「あ、いいのかな、部下の○○くんとそんな…」など、ハラハラするシーンもあったりで、やはり、「若い」というのは「迷う」ことなのかと思ったりもする。

てなことで、下記urlはほんのさわり。

http://jp.youtube.com/watch?v=wC71eVnivDg












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2008年07月10日

プリズン・ブレイク (Prison Break)

刑務所がこんなにおもしろい?

と言っても、刑務所自体がおもしろおかしく、楽しく過ごせるところという意味ではない。当たり前である。刑務所を舞台にしたこのドラマがおもしろいということで、「そうか、刑務所ってそんなにおもしろいのか。じゃあ、ひとつ、軽く悪いことをして…」などという考えは問題外である。食べていけないから、また刑務所のお世話になろうという常習者もたまにいるかもしれないが、普通、自分からすすんで入るという人間もいないだろう。

ところが、そんな物好きな人間がここに一人いる。それが、このドラマの主人公、マイケル (Michael) である。しかし、もちろん、入りたくて入ったわけではない。たった二人きりの兄弟。その兄が無実 (innocent) の罪で死刑 (death penalty) にされようとしている。その兄を救うための決死の手段なのだ。そして、弟マイケルの身体に掘られた刺青(いれずみ)とは?―もちろん、気合を入れて「唐獅子ボタン」や龍の刺青というのではない。

「おい、Fish (魚)が来たぜ」「おう、snowflake (雪片)」など、刑務所言葉もふんだんに出てくる。もちろん、隠語であり、「今日の晩飯は魚だ」とか「寒いと思ったら雪だぜ」というのではない。さて、その意味は?

詳しくは下記の用語集へ。

用語集→http://www.rondely.com/zakkaya/kni/glo/glo3.htm

それにつけても多彩なのが受刑者 (inmate) たちのキャラクター。マフィアのボス的存在から、サイコ (psycho) な嫌われ者、気の弱い負け犬的な人間、一途な熱血型、冷静に達観しているタイプなど、まさにここも人生の縮図(ただし、かなり一般世間を超越している)あり。また、受刑者たちにつけられている「あだ名」もなかなかカラフル(表現豊か)だ。一般的な日本語のあだ名のように、「みっちゃん」とか「よっちゃん」のノリではない。それとも受刑者は時間がたっぷりあることから、退屈しのぎにあだ名を考えるというのもクリエイティブな作業なのかもしれない。

さて、兄を救出するために銀行強盗をやってわざと捕まり、刑務所へとやってきた弟。しかし、こんな厳重な警備が敷かれている刑務所から一体どうやって脱出するのか?それがこのドラマのおもしろさのひとつだが、それは観てのお楽しみ。















2008年07月09日

わたしはベティ、不細工です (Yo soy Betty, la fea) (2)

そりゃいかんでしょう、 アルマンド (Armando) さん。

最近ではすっかり午前2時から スタートレック (STAR TREK)、午前3時からこれ、とパターンが出来上がってしまっている。

フリーな時間帯に仕事をするフリーランスとは言え、打ち合わせなどで朝早いときは睡眠不足 (lose my sleep) になるのでかなりしんどい。先日も、スタートレックにベティ (Betty) が登場するといったおかしな夢をみてしまい、「こりゃあかん」と思ったが、その夢のオチが「人間、足ることを知らなければいけない」といった妙に教訓的なもので、「あれこれ、やりたいことを追いかけすぎかな」と反省したものである。

それはさておき、このヨ・ソイ・ベティ・ラ・フェア(不細工ベティ)の中で、ベティが想いを寄せているのが、このドン・アルマンド (Don Armando:Don は男性のファーストネームの前につける敬称。女性ならDoña をつける) ことアルマンド・メンドサ (Armando Mendoza) であるが、どうも、このお兄さん、「それはいかんでしょう」と思ってしまう。

すぐ感情的になって怒鳴る、ケンカをする、人の日記は読む… こんな男とたとえいっしょになってもロクな結果にならないのではないかと思ってしまうのだ。こんな男はやめて、カルタヘナ (Cartagena:海岸沿いのリゾート地) から訊ねてきたフランス人のミッシェル (Michel) にしといたらいいのにと思うが、ラテンの国ではこういう男性がいわゆるマッチョ (macho) でカッコイイのかはわからないが。しかし、また、このアルマンドさん、すぐ泣くのである。まあ、情熱のラテンということで、いかにも、それらしいのかもしれない。

そして、情熱のラテンはやはり熱い。

よく聞く話だが、イタリアを含めて、ラテン系の国では、好きな女性の部屋の窓辺でセレナーデ (serenade) を歌うという伝統がある。自分の歌に自信がなければプロに頼んで歌ってもらう。日本でも平安時代の昔、和歌を交換して想いを伝えたりしていたようだが、あくせく働く必要のなかった貴族の間でのことで、ヒマがなければこんなことはできない。さすが、「アスタ・マニャーナ」(Hasta mañana:「明日があるさ」という意味のスペイン語) の国、時間はたっぷりありそうだ。

で、話はそれたが、アルマンドが歌手のリカルド・モンタネール (Ricardo Montaner) に頼んで歌ってもらったのがベサメ・エン・ラ・ボカ (Besame (en) la Boca) という歌で、これがなかなかよかった。

ここで、恒例のスペイン語解説をしておくと、Besame (= Kiss me)、(en) la Boca (= (in) the mouth) ということで意味はおわかりいただけるかと思う。

ふ〜ん、アルマンドさん、なかなか味なことをやるな、さすがラテンというわけで、筆者も既婚者であるため、むやみに「ベサメ」にはお応えできないが、一度歌われてみたいと思う歌である。

ちなみに、聞いてみたいという方は下記のurlへ。

http://jp.youtube.com/watch?v=syk9XJjfcA4
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2008年07月08日

名探偵ポワロ (Poirot)

ミステリチャンネルでコンスタントに放映されているのがこれ。

アガサ・クリスティ (Agatha Christie) 原作のミステリー小説をテレビシリーズ化したものである。ポワロ (Poirot) を演じた俳優は他にもいるが、個人的には、やはりこのデビッド・スーシェ (David Suchet) さん演じるアーキュール・ポワロ (Hercule Poirot)。いまやポワロと言えばこの人、アイコン化されていると言ってもいいだろう。

ま〜るい頭にこだわりの口ひげ、キューピー人形を思わせるぽっちゃり体型、片手にステッキ、内股歩きのベルギー人探偵。作者のアガサ・クリスティによれば「自己中心的で、もったいつけた話しぶり、鼻持ちならない人物」というのが設定らしいが、それがどこか憎めないのか、どっこい人気のあるキャラクターなのである。

しかし、実際に自分のまわりにこんなオヤジがいるとすると、ちょっと付き合うにはしんどいかもしれない。ドラマの中でも、犯人を明かす場面になると、必ず、事件の関係者すべてを1つの場所に集め、推理を展開していく。というより、プレゼンテーションを行うのである。よって、決してさっさと犯人を明かすというようなことはしない。その前に、集まった関係者一人ひとりを、まるで楽しむかのように、順番に容疑者として推定してみるのである。ここで、一時的とは言え、容疑者に仕立て上げられた関係者はほとんど全員キレてしまう。

またプライドも高い。あるとき、ラジオ局の知人の依頼で推理の真相をラジオで語ることになった。いつものように、事件の関係者すべてを集め、見事な推理を展開してみせた。さぞかし聞いている人たちも感銘を受けただろうと得意顔のポワロ。さっそく、ラジオ局に聞いていた人から電話が殺到。さっそく「絶賛の声」が… と思いきや、その内容はすべて「あのヒドイ英語は何だ!」という抗議の電話。ここは英国、格調高いブリシッシュ・イングリッシュ (British English) の本場である。ベルギー(フランス語)訛りのポワロの英語は聞くに堪えなかったらしい。

普通の人ならここでシュンとしてしまうのかもしれないが、そこはこのポワロ。「ジャップ警部、あなたのことですよ!あそこで大声で汚い言葉で怒鳴ったりするから!どうしてくれるんですか!」と、たいそうな剣幕で捨て台詞を吐いてさっさと一人で行ってしまう。わかっているくせに苦しい負け惜しみ。「やれやれ」と顔を見合わせて苦笑いのヘイスティングズ (Hastings) とジャップ警部 (Chief Inspector Japp) というわけである。ドラマを観ているこちらも思わずくすっと笑ってしまう。

なるほど、憎めないキャラクターである。






































2008年07月03日

新スタートレック (STAR TREK NEXT GENERATION)

最近の真夜中のお楽しみだったスタートレック・ヴォイジャー (STAR TREK VOYAGER) がとうとう終了してしまった。

一抹の寂しさを感じていたが、その後継番組が新スタートレック (STAR TREK NEXT GENERATION) だということで、まだまだ「お楽しみ」は続く。

さて、いよいよ始まった新スタートレック。これも以前、他の局で録画して観ていたが、見逃したエピソードもあるのでうれしい。久しぶりに見るキャプテン、ジャン・ルーク・ピカード (Jean-Luc Picard) もまだ若い。心なしか、あのハゲ頭(ハゲているから"ピカード"といったダジャレはもちろん英語では通じない)に残っている頭髪も多いような気がする。そして、アンドロイドのデイタ (Data)、二枚目役の一等航海士 (First Officer) のウィリアム・ライカ (William Riker)、そして、彼となんとなく良いムードのディアナ・トロイ (Deanna Troi) はベータゾイド (Betazoid) 人と地球人のハーフで、相手の感情を読む能力を持っている。また、クリンゴン (Klingon) 人のウォーフ (Worf)、医者のビバリー・クラッシャー (Beverly Crusher) など、おなじみのメンバーだ。

新スタートレックは、オリジナルのスタートレックと同じエンタープライズ (Enterprise) 号という宇宙船の話だが、オリジナルシリーズからは80年後という設定らしい。ちなみに、スタートレック・ヴォイジャーとは同年代で、映画版の新スタートレックでも、ピカードが提督 (Admiral) になった元ヴォイジャーの艦長キャスリン・ジェインウェイ (Kathryn Janeway) と言葉を交わすシーンもある。

また、宇宙暦 (Stardate) で言えば、41XXX.X から始まる。宇宙暦についてはシリーズ全体で統一のルールはないが、このシリーズでは、最初の「4」は「24世紀」の「4」を表し、次の「1」はドラマの「シーズン1」という意味で、XXXは日付、そして、小数点以下のXは時間で、一日を10で割った単位を表すらしい。

ところで、この新スタートレックでもうひとつ、懐かしい顔に会った。「このじいさん、誰?」と思ってみていたが、そのしゃべり方、面影が誰かにそっくり。よく見ると、オリジナルシリーズで登場していたドクター・マッコイ (Dr. McCoy) であった。新しいエンタープライズ号を見学に来たようで、いまや提督になっているマッコイはもう137歳とか。

艦内を案内するのはアンドロイドのデイタ、「お前、ヴァルカン (Vulcan) みたいなしゃべり方するのう」などと言いながら、そう言えば、ヴァルカン 人のミスター・スポック (Spock) とはよく毒舌の飛ばしあいをしていたなあ… なんてことで、こういったチョイ出演のことを英語では「カメオ出演」(cameo appearance、または cameo だけでも可)と言うらしい。



























2008年07月01日

24 (トゥエンティ・フォー)

ドンギャン、ドンギャン… あ、もう時間がっ!

コンビニやファミレスが24時間になって久しいが、ただ営業しているというのではなく、秒刻みで文字通り24時間戦う男の物語である。しかも、「企業戦士」ならミスをすればクビが飛ぶくらいですむが、こちらは、しくじれば、ほんとに生の首が飛ぶ。

知る人ぞ知る大きな反響と話題を呼んだ「24」。今さら何も語ることもないかもしれないが、24時間飲まず食わず(少なくともそういうシーンはない)、眠らずで、テロと戦い続けるジャック・バウアー (Jack Bauer) とその仲間たちの話。しかも、視聴者を興奮させ、じらし、翻弄し、気づかないうちにそのストーリーの中に巻き込んでしまうという、非常に意地悪なドラマ。そして、それがわかっていても、やめられない、止まらない、抜けられない―という常習性の強い (addictive) 性質を持っている。

「私は家にいるときくらい平和で静かな時間を過ごしたい」とか、「自分は意志が弱くて何かにはまると抜けられなくなる」、あるいは、「明日は大事な仕事があるからしっかり休養を…」という方にはおすすめしない。ゆっくりと音楽を聴きながら過ごす、または、アウトドアで健康的に遊ぶのもいいだろう。休日の過ごし方はいろいろだ。あえてこのドラマを観て、ハラハラドキドキ、スリルと興奮のおもしろ地獄にはまってしまう必要はない。

また、今日はたっぷり休養もとったし、時間もあるから観てみようという方にも警告であるが、観すぎにご注意。一日に鑑賞するエピソード数は二回までにしておいたほうがよいだろう。