2008年10月23日

新スタートレック (STAR TREK NEXT GENERATION)(3)

スーパードラマ TV で深夜2時から放映している新スタートレック、秋の虫の声をかき消す興奮が続く。

そして、ついに登場。あの恐るべきボーグ (Borg) である。

「我々はボーグだ (We are the Borg.)」
「お前たちを同化する (You will be assimilated.)」
「抵抗は無意味である (Resistance is futile.)」

といった口上を述べていきなり現れ、そこにいる人々を連れ去り、強引に改造してしまう。スタートレック・ヴォイジャー (STAR TREK VOYAGER) の舞台となっているデルタ・クアドラント (Delta Quadrant) という区域で発生した彼らは、それまではもっぱらデルタ区域を縄張りとしていたが、ぼちぼち他の区域まで範囲を広げ、改造すべき新しい生命体を求めて宇宙全体をうろうろし始めたようだ。

そもそも、ボーグとは、蜂の巣のような巨大なコントロールセンターを中心に、いろんな人種 (humanoid species) を同化 (assimulate) したボーグ・ドローン (Borg drone:drone は本来ミツバチの雄) 集団を制御し、さらなる同化をめざす集合体 (collective) である。そして、コントロールの中核にはボーグ女王 (Borg queen) がいる。また、ボーグが同化するのは、人種だけでなく、宇宙船の技術などもすべて取り込んでしまう。しかも、武器で攻撃をしかけても1、2度の攻撃でその武器に対しても抵抗力を持つという恐るべき「適応性」 (adaptability) を備えている。

とにかく、このボーグに見つかったら逃げるすべはない。おとなしくボーグ・ドローンに改造されるしかなさそうである。ちなみに、ショッカーの改造人間である仮面ライダーは、変身していないときは普通の人間の姿だが、ボーグに改造(同化)されてしまうと、機械のような部品を埋め込まれ、趣味の悪いぶさまな格好になってしまう。

それだけではない。

これまで人間として生きてきた自分自身の記憶や意識も消され、ひとつの集団マインド (collective mind) のなかにガッチリと組み込まれ制御される。お互いのボーグ同士もすべてセンターを通じて接続された状態になり、技術や情報がすべて共有される。

身近な例でたとえると、こんな感じである。

ある日、あなたは道を歩いている。

そこへいきなり、何者かが現れ、
「我々はボーグ株式会社だ。お前を社員にする」(ま、就職難の今、ちょっとうれしいかも…)
「そんな、いきなり、だって私は○×商事の社員です!」
「言い訳は無関係だ(irrelevant)」
「悪いけど断るよ」
「抵抗は無意味だ、お前を同化する…」
「あ〜れ〜っ!!!」
「悲鳴は無関係だ」

なんてことで、数時間後、あなたは、巨大なボーグ生産ラインに組み込まれ、片目に埋め込まれたセンサを使って部品を検知したり、ドライバになった右手を使ってネジを締めたり緩めたり… ラインの向こう側には、パソコンと一体化した仲間もいて、マウスになった右手を動かしたり、右クリックのかわりに右目ウィンク… なんてことで昼夜休みなく働き続ける。もちろん、給料もボーナスも要らない。もうあなたには個人としての意識もない。そう、あなたはもうボーグ。そして、今日も、同化される生命体が次々とラインを流れてくる…。

ひょっとして、ボーグという創造物は、会社という組織に歯車として組み込まれ、個人としてではなく、全体のチームとして機能する日本企業が発想のヒントになったのだろうか―などということを考えたこともある(実際のところは知らないが)。

ということで、少々ネタバレだが、以下はボーグの一場面。とうとう、ピカード (Jean-Luc Picard) 艦長もロキュータス(Locutus) に…?

http://jp.youtube.com/watch?v=WZEJ4OJTgg8&feature=related



























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